壁掛け洗面台(フロート洗面台)は床面を見せやすく、清掃動線を整理できる一方、壁の構造、補強、固定、給排水をキャビネットと同時に設計する必要があります。ホテルや集合住宅で同じ納まりを繰り返す場合は、1室の不整合が多数の手直しにつながるため、承認図とモックアップを量産前のゲートにします。
壁掛け洗面台の利点と条件
床に脚や台輪を置かない構成は、床清掃と軽い視覚印象に役立つ可能性があります。ただし、固定荷重を仕上げ材だけに負担させることはできません。壁構成、補強位置、固定金物、想定荷重は、選定型番と現場条件に対して設計者・施工者が確認します。
図面で同時に確認する項目
| キャビネット | 実寸W×D×H、重量、固定位置、引出し・扉の可動域 |
|---|---|
| 壁 | 下地、補強、仕上げ厚、固定方法、施工許容差 |
| 給排水 | 給水・排水中心、止水栓、トラップ、点検、引出しとの干渉 |
| 天板・ボウル | 材料、外形、開口、オーバーフロー、排水金具、水栓穴 |
| 周辺 | 鏡、照明、コンセント、床、巾木、ドア、清掃機器 |
取付高さはボウルまで含めて決めます
キャビネットの取付高さだけでは、使う位置は決まりません。天板厚、埋込・置き型ボウル、水栓形式を重ねた完成高さを図面で確認します。客室タイプや利用者条件が異なる場合は、一律の高さを流用せず、設計要件を部屋タイプごとに記録します。
モックアップで量産前に確認する
- 水平・固定・たわみ・壁との隙間
- ボウル排水、漏水、シール範囲
- 引出しと給排水の干渉
- 清掃用具の届き方と水の残り
- 鏡、照明、水栓との中心線
- 表面見本、金物動作、交換性
- 梱包開梱から施工までの作業手順
RFQに含める情報
プロジェクト国、用途、部屋タイプ別数量、完成寸法、仕上げ、天板・ボウル範囲、設備図、壁構成、必要資料、サンプル数、梱包表示、納期を共有します。見積書には、キャビネット単体か、天板・ボウル・排水金具を含むかを明記します。
よくある質問
壁掛け洗面台はどの壁にも取り付けられますか?
いいえ。壁構造、補強、固定方法を個別に確認する必要があります。製品図だけで現場壁の適合を保証することはできません。
配管位置はいつ確定しますか?
キャビネット内部図、ボウル、引出し構成が確定した後、承認図の設備ゾーンとして固定します。現場配管を先行させないことが重要です。
まず洗面台の実寸と可動域、次に収納と配管逃げを確認してください。具体例としてAQ-BY750SW 壁掛け洗面化粧台の実寸と標準範囲を確認し、案件情報は日本語見積フォームから共有できます。
